住まいの相談窓口を利用するメリット・デメリットについて解説!
初めて住宅を建てようと考えている人が、いきなりハウスメーカーや工務店の説明会や相談会に参加すると、勧誘を受けて困ってしまう場合があります。そのような人が気軽に相談できる場所が、住まいの相談窓口です。相談料は無料で、住まいに関することであれば疑問を解消してくれます。誰でもサービスを利用できるので安心してください。
住まいの相談窓口を利用するメリット
メリットを5つ紹介します。相談料が発生しないので気軽にサービスを利用できます。初めて住宅を建てる人は不安を解消するために相談しましょう。
無料で相談できる
相談料は発生しないので気軽に足を運べます。予約しておくと、スムーズに案内してもらえるでしょう。
住宅を購入するときの失敗例を教えてもらえる
ハウスメーカーや工務店では、このような住宅が手に入るという理想の姿を見せてもらえます。しかし、住宅を購入するときは大きな買い物になるので、費用面のことはまず考えなくてはいけません。そのほかにも、外観デザイン、住宅の性能や設備、アフターメンテナンスなどの考えなくてはいけないことがたくさんあります。それらの失敗例をきちんと教えてくれるので、自分も同じ失敗をしないように心構えができます。
適切な予算が分かる
住居費が月の支出に占める割合は家庭により異なります。子どもの教育費や生活費などをシミュレーションして、毎月の住宅ローンの返済額を決定することが大切です。そのためのサポートを受けられます。毎月の住宅ローンの返済に追われて生活が苦しくなることを防止できます。
家づくりの流れが理解できる
土地を所有している人と、土地を所有していない人では、住宅が完成するまでに必要な期間が異なります。入居日から逆算して行動を起こすことが大切です。家づくりの流れを教えてもらえるので参考になるでしょう。時間は有限なので、早めの行動が大切です。住宅ローンの審査に落ちてしまうことも想定しておきましょう。
ハウスメーカーや工務店を比較できる
ホームページやポータルサイトなどで、ハウスメーカーや工務店のサービス内容や料金体系は比較できますが、第三者のサポートを受けて比較できるメリットがあります。客観的なアドバイスを求めている人に適しているでしょう。
住まいの相談窓口を利用するデメリット
デメリットを3つ紹介します。メリットばかりではないので、きちんと対策を講じましょう。
相談窓口のレベルが異なる
相談者にアドバイスするスタッフの質が異なるので、デメリットといえるでしょう。また、回答に時間がかかる場合もあります。
相談時間が決まっている
営業時間内に相談できるようになっています。ショッピングモール内に併設されている場合は、ショッピングモールの営業時間に準じる場合がほとんどです。店舗で営業している場合は、店舗ごと営業時間が異なります。時間外の対応が難しいことに加え、予約なしで相談することが難しいなどのケースもあるので、サービスを利用する前に確認するほうが良いでしょう。
勧誘される場合がある
特定のハウスメーカーや工務店を勧めてくる場合があります。興味がない場合は断りましょう。自分がどのようなハウスメーカーや工務店に依頼したいのか明確にスタッフに伝えましょう。
住まいの相談窓口の選び方
賢くサービスを利用するために知っておいてほしいことを紹介します。
複数の相談窓口を利用する
1つの相談窓口だけを利用すると良い判断ができません。客観的なアドバイスをたくさん受けましょう。また、スタッフにより得意分野が異なるので、アドバイス内容が変化することが考えられます。
自分の理想の住まいを伝えられるようにする
予備知識が無いまま来店すると、勧誘される場合があります。来店前に特に準備するものはありませんが、少なくともどのような住まいで暮らしたいと考えているのか伝えられるようにしましょう。
家族で相談窓口に向かう
自分だけのマイホームではありません。家族で相談窓口に向かいましょう。家族で話を聞くことで、積極的に家づくりに加わってくれるでしょう。
予約してから来店する
土日祝やボーナス時期などは、相談窓口が混雑することが予想されます。スムーズに案内してもらうために予約しておきましょう。平日の日中は空いている場合が多いので、平日に来店する方法もあります。
相談窓口に求めていることを明確にする
相談者をサポートするスタッフが何でもしてくれるわけではありません。スタッフに求めていることを明確にしましょう。たとえば、住宅を購入するときの予算について相談したい、住宅ローンの借入金について相談したい、間取りやプランについて相談したいなどと決めておくことが大切です。そのほうが時間を無駄にしません。
まとめ
住宅を購入するときは大きな買い物になるので、慌てずにハウスメーカーや工務店を選択しましょう。最終的には自分で決定しますが、客観的なアドバイスを第三者からもらうことで冷静に考えられるようになるでしょう。ただし、アドバイス可能分野や得意分野はスタッフにより異なるので、過度に期待しないほうが良いでしょう。自分とは違う視点のアドバイスをもらえたと考えられる人に適しています。