住まい購入時にチェックすべき?ハザードマップの役割とは

公開日:2023/02/15


最近では、大きな水害や土砂災害により多くの被害が出ています。そのため、住まい購入時にハザードマップをチェックすることが重要とされています。この記事では、ハザードマップの役割や、洪水浸水想定区域とハザードマップの関係、ハザードマップから考える住まい購入のタイミングについて紹介します。

洪水浸水想定区域とハザードマップの関係

洪水浸水想定区域とは、河川の氾濫により建物が浸水するリスクが高いと想定された区域のことをいいます。河川沿岸地域に住んでいる人々に、水害のリスクを知ってもらい、危険な場所や避難する場所を事前に把握してもらうことを目的として指定されているのです。洪水浸水想定区域図には、想定される浸水の深さも表示されています。洪水予防河川や水位周知河川の指定区間が区域設定の対象となります。

洪水浸水想定区域はハザードマップで確認することが可能です。ハザードマップとは、各自治体が洪水や土砂災害が起こる可能性があるのかを示し、避難場所や避難経路などの位置がまとめられた災害予測地図のことをいいます。ハザードマップはいくつかの種類の分けられているのですが、その中に水害ハザードマップというものがあります。水害ハザードマップを見ると、河川氾濫などによる災害が発生する可能性を確認できるのです。浸水被害のレベルが段階ごとに表示され、さらに各地区における避難場所も記載されています。

ハザードマップは、インターネットで検索して確認することが可能です。調べたい住所を入力するだけで、さまざまな災害リスクを地図上で確認できます。災害への対策方法や避難情報も記載されているため、もしものときのために、確認しておくことが大切です。ただし、ハザードマップは定期的に更新されるので、こまめにチェックするようにしましょう。

現在不動産取引時にハザードマップの説明は義務化されている

国土交通省は、不動産売買時や賃貸時に、ハザードマップを説明することを義務化しました。宅建業者が実施している重要項目説明にて、ハザードマップにおける対象となる物件の所在地を買主と借主の双方へ説明しなくてはいけないのです。義務化された理由は、毎年のように全国各地で水害が発生しているため、水害のリスクが契約締結するうえで重要な項目となっているからです。

しかし、宅建業者は不動産のプロではありますが、水害に詳しいとは限らないため、正確な説明をしてもらえるのかは分かりません。また、ハザードマップは定期的に更新されます。そのため、不動産取引時には、浸水想定区域に該当していなくても、今後水害のリスクがないとは限らないのです。もし水害が発生してしまった場合の対処法や、避難する場所を確認しておくことが重要です。

事前にチェックするべきポイントを確認し、許容できるのかどうかといったことや、住宅価格とのバランスを考えるようにしましょう。また、現状ではハザードマップの内容を理解している人は少数派だといわれています。少しでも被害を最小限に抑えるためにも、ハザードマップの内容を理解し、活用することが重要なのです。

ハザードマップから考えるリスクと購入のタイミング

家を購入するときには、タイミングが重要です。候補の土地を見つけたとしても、ハザードマップを確認すると災害のリスクが高い地域に該当する可能性もあるでしょう。リスクが高い地域をすべて避けていては、なかなか住宅を購入できません。ハザードマップは予測地図のため、記載された情報が確実であるとは限らないのです。日本は地震や豪雨などの災害が多いため、完全に安全な場所を探すのは非常に難しいでしょう。

ハザードマップで災害のリスクが少ないとされていても、将来的に水害や土砂崩れなどの被害が生じてしまう可能性もあるのです。ハザードマップを参考するのは重要なことですが、土地に合わせた対策を講じながら土地を選ぶ方が現実的です。家を購入するにはタイミングが重要となるため、災害リスクにどう向き合っていくのかが大切です。ハザードマップから考えられるリスクとの向き合い方を考えるようにしましょう。

災害リスクが高いから諦めるのではなく、リスクを正しく理解し、どのような対処をする必要があるのか事前に考えることが重要です。リスクがあることを理解したうえで土地を購入するならば、リスクへの対策を充分に行いましょう。すべてのリスクを回避できなくても、充分な対策をすることで安心して暮らすことが可能になるでしょう。

まとめ

ハザードマップは、水害リスクを知るための重要な役割を果たしています。水害による被害を最小限に抑えるためにも、ハザードマップの内容を理解し、活用することが重要です。ただし、ハザードマップは定期的に更新されます。住宅の購入時にはリスクが少ないとされていても、将来的に水害などの被害が生じる可能性もあるでしょう。もし水害が発生してしまった場合の対処法や、避難する場所を確認しておくことが重要です。長く安心して住み続けるためにも、土地の状態や安全性も重視するようにしましょう。

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